石川ハツ

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石川 ハツ(いしかわ はつ、生没年不明)は、元逓信大臣小泉又次郎、元首相小泉純一郎祖母、衆議院議員小泉進次郎・タレント小泉孝太郎曾祖母

経歴[編集]

富山県滑川出身。

小泉又次郎は正妻ナオとの間に子がなかったので、ハツが芳江小泉純一郎元首相の母)を産んだ。

ハツはその後、又次郎の紹介でみこしなどを造る宮大工の山口忠蔵と結婚し、3人の子を産んだ。なお山口忠蔵の背中には入れ墨があったという。

人物像[編集]

千葉県市川市郊外の介護つき有料老人ホームにいるハツの末娘(大正9(1920年)生まれ、芳江の異父妹)によると、

「ハツは富山県滑川出身です。ハツの兄が家業の造り酒屋を嫌い、横須賀に出て仕出し屋を開き、鳶の又次郎さんのところに出入りするようになったのが、母が又次郎さんのところに奉公するきっかけでした。その伯父が、誰かいい小間使いはいないかね、と又次郎さんから尋ねられて紹介したんだそうです」
又次郎さんの背中に入れ墨があったのは、母から聞いて知っています。風呂で背中を流すのは母だけの仕事だったそうです。母はよく、又次郎さんはとても恰幅のいい人だったと言ってました。又次郎さんはとてもいい人だったというのも、母の口癖でした。若松町の又次郎さんの家には、十七歳で死んだ私の姉もよく行って、いつも又次郎さんに抱かれて帰ってきたそうです。父の背中にも入れ墨がありました。私は十歳まで父と一緒にお風呂に入っていたのでよく憶えています。児雷也の彫りものでした」という[1]

参考文献[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. 佐野眞一 著『小泉政権 ― 非情の歳月』148-149頁