帯広空港

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帯広空港
IATA:OBO - ICAO:RJCB
海抜 AMSL 490 ft (149.25 m)
位置 42 44 00 N 143 13 02 E
滑走路
方向 全長 表面
ft m
17/35 8,202 2,500 舗装

帯広空港(おびひろくうこう Obihiro Airport)は、北海道帯広市の南東部に位置する第二種空港である。愛称はとかち帯広空港(とかちおびひろくうこう Tokachi-Obihiro Airport)。

概要[編集]

  • 黒川紀章により設計された空港ターミナルビルは「飛行機の翼をイメージした」外観を有する。ターミナルビル正面には、ビルとイメージを合わせたサイロ型時計塔が設置されている。
  • 建設当時、北海道庁の東北海道における拠点都市構想で帯広市が選定され、航空利用者増大に合わせた増築が可能なように設計された。建設後に建物の両翼部分を延長するように増築が行われた。
  • 移転当初は拠点空港として整備されたため、北海道内では新千歳空港の次に広大な空港敷地282 haを有し、設備拡張に備えた構造となっている。
  • 一年を通して気象条件に恵まれており就航率が高いため、道内主要空港の代替空港として利用されることがある。
  • 同空港には独立行政法人航空大学校帯広分校が設置されエアラインパイロット養成を目的とした教育を行っている。 航空管制はタワー運用を行っている。
  • 2005年2月17日、中部国際空港が開港したが、名古屋-帯広線はこれまで同様に旧名古屋空港(現名古屋飛行場)を利用しており、北海道と名古屋飛行場を結ぶ唯一の路線となった。
  • 北海道警察は2008年度よりヘリコプター1~2機、隊員を十数名常駐させる方針を2006年8月に表明した[1]。これは道東地域での迅速な捜索・救助活動に対応するのが狙いとしている。帯広空港が選定された理由には「日高・大雪両山系の救助活動に素早く対応できる」「晴天率が高く、安定した活動ができる」といった点が挙げられている。2007年度中には空港敷地内にヘリ発着用エプロン格納庫を整備することも表明し、今後空港施設賃貸料について帯広市と協議する事になった。

歴史[編集]

路線[編集]

かつては新千歳空港函館空港仙台空港福島空港へも就航していた。

アクセス[編集]

帯広市街まで約26 km

本数・所要時間・料金等の詳細は、該当項目や公式サイトで最新情報を確認されたい。

空港問題[編集]

  • 2001年をピークに定期便の一般乗降者数が減少に転じている。2003年以降70万人を割り込み利用者減に歯止めがかかっていない。
  • 道東自動車道の整備促進や鉄道の高速化により、比較的近くに位置する新千歳空港へのアクセスが改善されており、航空運賃が安く便数が多い新千歳空港を利用する向きもある。札幌~帯広の高速バス(ポテトライナー)では新千歳空港連絡バスとの乗り継ぎ乗車券を販売する他、2008年4月には帯広~新千歳空港直通の高速バス(とかちミルキーライナー)が開設された。
  • 比較的好調に推移していた海外とのチャーター便も、エバー航空が2006年7月をもって空港施設が国際化に未対応で、就航予定機種に対応する機械がない等の理由により一旦撤退したが、帯広市と帯広空港ターミナルビルで対応機器を導入したため、2006年10月11日から再開することになった。

東京国際空港便[編集]

  • 長らく旧日本エアシステムの単独運航であった東京国際空港便に、1997年の羽田空港発着枠拡大の際に旧日本航空と全日本空輸[2]が参入の意向を示し、旧日本航空のみ参入した。全日本空輸は他路線の参入や既存路線の増便を行った結果、参入を見送っている。旧日本航空は夏期にボーイング777型機を就航させるなど比較的好調に推移していたが、旧日本エアシステムとの統合準備に伴う運航会社一本化に伴い、2002年10月より旧日本エアシステムの単独運航に戻っている。
  • 北海道国際航空が帯広市が出資することを条件に東京国際空港線参入の意向を示していたが、帯広空港には同社が提携している全日本空輸が乗り入れていないため、地上設備等の準備期間が足りないとの理由で2004年と2005年の2度に亘って参入が見送られ、すでに全日本空輸が就航していて地上設備等が利用できる函館空港と女満別空港への路線が開設された。羽田空港発着枠拡大が予定されている2009年以降には、帯広空港への路線を最優先で開設する意向を示している[3]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. 十勝毎日新聞 帯広空港にヘリ常駐
  2. 全日本空輸 平成9年度事業計画
  3. 日本経済新聞 エア・ドゥ、08年メド予備機導入