「Yahoo!知恵袋」の版間の差分

提供: Yourpedia
移動: 案内検索
(問題点)
(外部リンク)
184行目: 184行目:
 
* [http://chiebukuro.yahoo.co.jp/ Yahoo!知恵袋]
 
* [http://chiebukuro.yahoo.co.jp/ Yahoo!知恵袋]
 
{{wikipedia/Ja}}
 
{{wikipedia/Ja}}
[[Category:Yahoo! JAPAN|ちえふくろ]]
+
[[Category:Yahoo! JAPAN|ちえふくろ]][[Category:有害サイト|ちえふくろ]]

2009年4月13日 (月) 14:07時点における版

Yahoo!知恵袋(ヤフーちえぶくろ)とは、Yahoo! JAPANが運営する、インターネット電子掲示板サイトの1つ。日常のあらゆる疑問を他の利用者に質問したり、他の利用者の質問に対して回答することができる。この掲示板には知恵コイン(旧名称は「貢献度」)というものがあって、記事を作成したり回答したりすると知恵コインがもらえるシステムとなっている。それに加え、回答者の活動具合を表す「グレード」も存在する。知恵袋利用者のことをブクラーと呼ぶ。2004年4月にベータ版、2005年11月7日に正式版としてオープン。2006年12月18日にリニューアル。2007年9月27日にモバイル版をリニューアルし、携帯からも質問、回答が出来るようになった。また、デザインを大幅に変更しチエモバという愛称が付けられた。

2005年12月14日に過去の質問をまとめた形で書籍『みんなの知恵袋(PHP研究社)』が発売された。

特徴・システム

現行方式

質問

質問をする際の表記は「質問本文(100文字以内)」と「質問追記欄(1000文字以内)」がある。 100文字以内ならば質問本文のみ投稿で充分だが、この欄を質問のタイトルとして使い、質問の詳細を質問追記欄に書く使い方もある。 (2006年12月のリニューアルの際、質問タイトル表記が可能になったが、にもかかわらず4月に現行の質問に変更したことに疑問を持つ利用者も多い) また、質問カテゴリ選択時に質問内容から「推奨カテゴリ」を表記する機能があり、投稿に最適なカテゴリの決定に役立てている。 1度だけ「補足」が可能。なお公式発表はされていないが、一般カテゴリーでのアンケート質問が解禁となった。このことで「知恵袋」というサイト名は有名無実化した。

回答

質問には1つだけ回答を載せることができる。後で内容を編集したり、削除(知恵袋では「取り消し」という扱い)することも可能。

グレードが導入されてからは、ベストアンサー率を下げないために自分よりベストアンサーにふさわしい内容が後に投稿されると自分の回答を取り消してしまう回答者が増えている。たとえベストアンサーでなくても、質問者にとっては有効な内容の回答が消えてしまうので、質問者が残念に思うことがしばしばある。

質問が「回答受付け中」であれば何度も編集できるために、先に回答しておいて後に良い回答が来るとその内容をコピーし自分の回答に入れて編集する悪質な行為も頻繁に起こっている。

また、回答者同士の間で意見が割れた場合、当該回答者同士で激しい議論が繰り広げられることがある。質問者が求める意見とは別の内容であることが多く何度も編集されることも珍しくない。ベータ版時代ではID非公開が主だったため、矢印(↑↓)を使って相手を指して議論をしていたことで、正式版以降も矢印で名指しての白熱議論傾向がある。

ポイント・ランキングシステム

現在では知恵コインというポイント制度がある。質問や回答をする、質問を締め切る、ベストアンサーの獲得、ベストアンサーの獲得時に設定されたお礼、投票をする、最初にベストアンサーに投票する、役に立つか立たないか評価をする、役に立つと評価される、ことでコインは増えていく。 獲得したコインの使い道は、質問時にベストアンサー対象者へのお礼として使うことができる。質問の一覧にお礼が表示されることで、お礼が多いほどなるべく回答をもらえることもある。 誰でも答えやすい内容にお礼コインを多くつけて質問することで、多くの回答をもらいデイリーランキング(後述)の回答数上位に載ることで3桁もの回答を獲得する目的で使う人もいる。

参加者のランク付けとして、回答の成績(ベストアンサー率、ベストアンサー数、総回答数)によりきまる「グレード」があり、大きく分けて7つ、細かく見ると21のランクがある。 しかし、グレードは特にベストアンサー率が最も重要であり、これが上がらなければいくら回答してベストアンサーが増えても上のグレードになれない。 グレード制変更以前から参加して多数の回答をしてベストアンサーを多く獲得してきた者は、ベストアンサー率を上げることが困難なので成績に見合ったグレードが与えられていない、と言った意見が多く聞かれる。 グレードの基準となるベストアンサー数の数値設定も甘く、新しく参加し自作自演等の不正行為によりベストアンサーを増やすことで容易にグレードアップできてしまうことも問題点である。 グレード制への変更は、従来の知恵袋での投稿数重視のランク制だったことがいたずらに質問回答を増やしていた状況を打開するための措置だったと思われる。

2006年12月以前のランキングでは登録者の成績のランキングが主であったが、現在では1つの質問に対する関心度がランキングの主体になっている。 前日に1つの質問に対して行われた回答、投票、評価、閲覧の4種類を「デイリーランキング」として発表している。 上位50の質問がランク入りし、ベスト3が知恵袋トップページに出る。 ランキング入りすると注目されやすいために回答数などが大きく伸び、ベスト3になってトップページ表示になるとそれが顕著になり、内容も参加しやすかったり煽る内容であったりするので、更に回答が増え翌日もランク入りして異常な数の回答数や投票数を記録している。 しかし、回答を伸ばしやすい質問は本来、知恵袋で禁止されているはずのアンケートや雑談的な内容が多く、デイリーランキングそのものが一般参加者の間で批判対象になっている。

ライフ

現行方式以降の際に追加された制度。登録時に最大である3つをもらえる。 ライフは質問や回答の削除(「取り消し」ではなく、利用規約等に反するためにYahoo!側から削除されたもの)が10回になると1つ減少し、3つ全てなくなると以降Yahoo!知恵袋が利用できなくなる。グレードの上昇により3つに回復できる。 なお、Yahoo!側から重大と判断された違反があると、一度に3つ全て削除されてしまう。

旧方式

  • ベータ版(2004年4月7日-2005年10月31日)

質問や回答などの投稿、ログイン(1日1回)、ベストアンサーに選ばれたりすると、貢献度というポイントが上がり、質問や回答を削除されると減点される仕組み。 獲得貢献度の数値によりレベルが1-10まで設定された。 獲得した貢献度の多い参加者を上位100までランキングしていた。

しかし、貢献度自体は規約違反により削除されなければ投稿を繰り返すと簡単に上がっていくので、ランキングはしばしば暇人度ランキングと言われた。 特に回答は削除されにくく、質問者に放置されて期限切れになって共に消える回答者の貢献度も減らないことを利用して内容的に薄い回答を多く繰り返してランキングを不正に上げる参加者が多く見られた。

このことで、ベータ版から正式版に移行後は期限切れによる回答の貢献度は無効になる扱いに変化する原因になった。


  • 正式版(2005年11月7日-2006年12月14日)

質問を解決すると貢献度が上がるようになった。 貢献度は大きく変化していないが、レベルの概念がより重要視されるようになった。 正式版では利用登録により必ず名前を表示しなければならなくなったが、投稿者名の横にレベルの数字を1-25まで表示させている。

この「レベル」は投稿数が多くなると上がっていくが、規約違反による管理者削除が一定まで増えると激減する仕組みである。 意図的に違反投稿を行うことを抑制させるための制度変更であった。

しかし、このレベル制度も、削除されないように気をつけていれば投稿数を多くすることで自然に上がっていくので、それほど内容のない投稿を多く投稿する参加者の方がレベルを上げやすい、という弊害があった。 (いわゆる、ふざけた内容の回答は、ID公開になることでベータ版より減っていた) 元からレベルの高かった参加者がそのような投稿をすることが多かったので、他の参加者がそれを真似してしまうという悪循環も少なからずあった。

質問は解決済みにし、回答もベストアンサーに選ばれなくともベストアンサー以外の回答として残ることでレベルが上がるので、質より量=高レベルが現実だった。 削除されにくい内容の質問を大量に投稿、内容の薄い回答を短期間に多く投稿する状況になりやすかったため、2006年12月のリニューアルではベストアンサー率を重視したグレード制度へ変更する原因になった。

ランキングは開始当初、レベルランキング、貢献度ランキング、ベストアンサーランキングの3つがあり、その後、週間ベストアンサーランキング、週間 質問投稿ランキング、週間 回答投稿ランキング、(検索)キーワードランキング、アクセスランキングが追加された。 レベルや貢献度のランキングは相変わらず暇人度ランキングと言われたが、週間質問ランキングなどは荒らし質問を誘発している、との指摘が参加者の間でされていた。

他の知識検索サイトとの比較

Yahoo!知恵袋は、OKWaveなどの他の知識検索サイトと比べると以下の点に特徴がある。

  • 質問投稿数・回答投稿数がともに多いが、無駄に質問が多い為、見逃されて回答が付かない事がある。
  • 過去に質問した内容を、また繰り返して質問する(既出質問)行為が非常に多い。
  • 教えて!goo・OkWaveに比較すると、操作性・迅速性(手短に質問・回答できる)では、Yahoo!知恵袋の方が優位にある。
  • 質問者は、質問後は補足が一度行えるのみであり、対話性には乏しい。
  • 質問・回答の内容の質は、OKWaveなどの知識検索サイトと比べてみると非常に低い事が判明している。
  • ベストアンサーになった回答が、間違っている場合が非常に多い。ただし、回答者がインターネットや書籍等できちんと調べた上で、知恵袋の質問をURLを添付して回答し、ベストアンサーに選ばれた回答は、参考になりやすい。
  • 良くも悪くも、よりくだけた雰囲気である。

特にベータ版の末期には、平日でも1日平均20000件の質問が投稿されていた。 正式版になって以降は、1日に多くても10000件位と半減しているが、それでも他のサイトに比べると投稿ペースとしてはかなり多い方である。

これが影響するのか、Yahoo!が利用者増加による広告収入増加を狙っているのか定かではないが、 他のサイトにくらべてふざけた感じの内容やユーモアにあふれた(目的が質問でないことが多い)内容の質問が開始当初から見られ、掲示板のような使い方がユーザーの間で定着している面がある。 ベータ版では小さめのアスキーアートを用いた投稿がよく見られ、馴れ合い雑談傾向がよく見られた。 正式版になると、アスキーアートのある投稿は削除されやすくなり、ID非公開からID公開になったことでユーザーが気軽に笑いを狙う投稿は大幅に減少したが、現在でも掲示板で行われるような雑談的内容が多く投稿されている。 特に注目となる話題が出てくるとより顕著になり、ワールドカップ本大会の日本戦やボクシング亀田一家の世界挑戦の試合や沢尻エリカの発言問題などは、知識共有とはほど遠い雑談内容の質問が短期間で大量に投稿されている。

歴史・事件

  • 2004年4月7日  ベータ版としてサービス開始。
  • 2004年5月27日 アスキーアート投稿規制開始。
  • 2004年8月27日 猫ガリ事件発生。
  • 2005年5月   連続投稿対策として、大幅投稿規制が一定期間に敷かれる。
  • 2005年7月29日 回答投稿や編集などの回答が絡む作業が一切できない不具合が生じ、ニュースサイトの記事としても掲載された。
  • 2005年9月29日 情報誌R25編集部が知恵袋に参加。知恵袋では禁止とされるアンケート質問を投稿したことで利用者の不満が続出。
  • 2005年11月7日 正式版として再開。開始当初からサーバ負荷による閲覧エラーが続出し、特にMy知恵袋の閲覧ができないことが頻繁に起こる。
  • 2006年2月    My知恵袋の投稿履歴の表記方法を変更。正式版開始から続いた不具合が大きく改善される。
  • 2006年12月18日 リニューアルにより、大幅に仕様変更・追加がされた。
  • 2007年9月27日 モバイル版知恵袋がリニューアル。チエモバという愛称も付けられ、携帯からも質問・回答が出来るようになった。
  • 2008年1月8日 知恵袋利用者が中学校カテゴリに爆破予告を投稿。
  • 2008年1月11日 投稿者が逮捕される。

規制について

Yahoo!知恵袋では、投稿者の投稿内容に応じて過去に何度も投稿の規制がされている。 アスキーアート対策として、連続する空白記号を無効にするなど。 また、2005年に連続投稿質問による荒らしの対策のため、一度投稿した後に別のIDの利用者が30人(最初は100人)投稿しないと、同一IDによる次の投稿ができない、などの規制を行う。

問題点

  • Yahoo!掲示板と違い削除されることが頻繁にあるが、削除の基準が明確でない場合が多々ある(削除理由が公開された現在でも状況は変わらず)。
  • 投稿履歴が誰にでも見られる構造になっているので、そうした各履歴を総合して推測することにより、自分の性別、趣味、居住地域、年代などが判明しやすく、個人情報が漏れやすくなる。
  • 何のリスクもなく質問できてしまうため、過去に為された質問を検索しないで新たに質問するマナーの悪い利用者が多数見られる。
  • ページが表示されない等の不具合が正式版になっても相変わらず多いのが現状である。
  • 質問、解答をする際に自分のID公開が強制になったため、他人の過去の投稿を掘り返して批判し合う醜いやり取りが目立つようになった。
  • 質問に対して、まったく答えになっていない回答であっても、それが唯一の回答であればベストアンサーになってしまう。
  • 質問をし、納得のいく回答がなかった場合、ナレッジデータベースとしての性質上、ベストアンサーを選ばない事が推奨されるが、その行為を一部の利用者から批判される事がある。
  • 無制限にIDが取得できるため、グレードupを狙い自分で自分に質問、回答してベストアンサーに選ぶ利用者がいる。
  • 誰でも自由に利用できる事をモットーとしているため、実際には明らかに間違っている回答でも専門家のように回答し、質問者がそれを鵜呑みにしベストアンサーに選ぶという問題点がある。また、ベストアンサー決定後は誤回答であることを他の回答者が指摘できないので、yahoo!側が削除しなければその質問と誤回答はそのままの状態で残ってしまう。これを後日別の閲覧者が見た場合、この閲覧者までもが誤回答を鵜呑みにしてしまい、多数の人が被害を受けるおそれがある。
  • アフィリエイトサイト、情報商材を扱うサイトなどの運営者あるいは、専ら自らのサイトへ誘導することを目的とした回答をすることが頻発している。そうした投稿への削除が厳格になされていない。
  • ネット右翼や2ちゃんねらーの荒らしにより質問場ということがしばし忘れられることも多い。(例えばジャニーズに否定的な質問だとジャニーズファンが質問者を集中攻撃する、洋楽に対する質問から邦楽叩きに繋がり洋楽板住人同士の馴れ合いに発展するなど)。
  • Yahoo!エンジンで単語を検索した場合、Yahoo!知恵袋の内容も強制表示されるが、非表示に出来ないため、Yahoo!知恵袋内の不愉快な質問も目にしなくてはならない。GoogleのようなYahoo!以外の検索エンジンなら「-chiebukuro」などで対処できるが、Yahoo!の場合はそれが出来ずその場しのぎで不愉快な質問をキーワード除外するしか方法がない。

カテゴリ

カテゴリは大きく「大分類」「中分類」「小分類」3つに分けられる。

大分類の中身

大分類は16カテゴリあり、

  • エンターテインメントと趣味
  • 暮らしと生活ガイド
  • インターネット、PCと家電
  • 健康、美容とファッション
  • ビジネス、経済とお金
  • 子育てと学校
  • 職業とキャリア
  • マナー、冠婚葬祭
  • ニュース、政治、国際情勢
  • 教養と学問、サイエンス
  • スポーツ、アウトドア、車
  • 地域、旅行、お出かけ
  • コンピュータテクノロジー
  • Yahoo! JAPAN
  • おしゃべり、雑談
  • その他

となっている。

知恵袋用語

  • 【BA】 「ベストアンサー」のこと。なお、BAという呼称はもともと利用者が使い始めたものであるが、のちにYahoo!が正式に使用するようになった。『クイズ$ミリオネア』の「ファイナルアンサー」(FA)を頂いたもの。
  • 【BA乞食】 回答受付期間が終わる間際の回答が無い質問ばかりを狙って回答し、ベストアンサーの獲得を狙う人のこと。
  • 【BL】 ブラックリストのこと。
  • 【コバンザメ回答法】 回答時、既に出ている同じ内容を更にダラダラと長く書き綴り、BAを横取りすること。
  • 【削除隊】 投稿を削除する知恵袋スタッフのこと。
  • 【自作自演】 別のIDで質問をして常用IDで回答後、別のIDで自分の回答をBAに選んでBAを不正に増やす行為。
  • 【ブクダチ】 知恵袋内の友人のこと。
  • 【ブクラー】 知恵袋利用者のこと。
  • 【ブクラー魂】 削除を恐れない不屈の精神のこと。
  • 【ブクる】 知恵袋を閲覧したり質問・回答すること。
  • 【ブクロ】 知恵袋のこと。
  • 【モバブクロ】 モバイル版知恵袋「チエモバ」の別称。
  • 【モバブクラー】 モバブクロ専門の利用者のこと。

脚注

関連項目

外部リンク

Wikipedia-logo.svg このページはウィキペディア日本語版のコンテンツ・Yahoo!知恵袋を利用して作成されています。変更履歴はこちらです。