EMGマーケティング

提供: Yourpedia
2018年5月6日 (日) 15:48時点におけるSir knight (トーク | 投稿記録)による版 (新規)

(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内検索
本項目「EMGマーケティング」は、Sir knightによって先編集権が主張されています「同意を得ないリバート」「記事の置き換え・白紙化」等の不正改竄は荒らしとみなされブロックされますので、ご注意ください。また、このテンプレートを剥す行為も荒らしとみなされますのでご注意下さい。どうしても自分の意に沿う編集をされたい場合はEMGマーケティング (2)という様な感じでフォークを立ててください。

EMGマーケティング合同会社(英:EMG Marketing G.K.、旧・エクソンモービル有限会社、英:Exxon Mobil Y.K.)は、かつて存在したエクソンモービルの日本法人。

概要[編集]

EMGマーケティング合同会社は、合同会社へ改組した当初は、エクソンモービルの100%子会社であるエクソンモービル アジア インターナショナル SARLが100%出資している会社であったが、その後、親子関係が逆転し、東燃ゼネラル石油が99%出資し、残りの1%をエクソンモービルの子会社が出資する形となっていた。

このため、東燃ゼネラルグループの1社となっていたが、2017年1月に東燃ゼネラル石油に吸収合併。EMGマーケティング合同会社は消滅した。

石油製品・石油化学製品の販売を主要事業としている。「エッソ」・「モービル」・「ゼネラル」という3つのブランドにより、ガソリンスタンドを直接、間接に運営していた。

ガソリンスタンドのビジネス展開[編集]

2005年(平成17年)末時点で、3ブランドのマークを掲げるガソリンスタンドは全国に5917軒ある。

またセルフスタンドが解禁になると3ブランドは逸早くエクスプレス (Express) を展開した。「クイック&イージー」をキーワードに、誰もがすぐに、気軽に利用できるセルフSS戦略である。

ドトールコーヒーショップセブン-イレブンを同じ敷地内に併設する新しいタイプの店舗も展開している。

また、オイル交換などを行うモービル1センターを併設している店もある。

EMGマーケティング合同会社の沿革[編集]

1884年(明治17年)3月1日、スタンダード・オイル・ニューヨーク社(ソコニー)が横浜に支店を開設。以後勢力を拡大し、明治末期にはライジングサン石油日本石油、宝田石油と販売協定を結んでいる。歴史の項にもあるとおり1931年(昭和6年)7月30日に合併でソコニー・ヴァキューム日本支社となり、1933年(昭和8年)9月7日には ジャージー・スタンダードと合弁でスタンダード・バキューム・オイル(スタンバック)が設立されるとそこの日本支社となった。太平洋戦争開戦に伴い1941年(昭和16年)12月にスタンバック日本支社は閉鎖されるが、終戦と共にGHQ石油顧問団の一角として参画。1948年(昭和23年)8月、在日連合国人への販売が許可され、1949年2月11日に東亜燃料工業と資本・技術・原油供給・販売について提携。同年9月13日には同社の株式51%を取得して関係を強化する。

戦時中を除きスタンバックはソコニー・ヴァキュームのペガサスマークをガソリンスタンドに掲げ、また潤滑油もMobiloilを販売してきたが、スタンバックが解体されることとなり、1961年(昭和36年)12月11日ジャージー・スタンダードとソコニー・ヴァキュームは共に日本法人を立ち上げ両社間の競争が開始されることになった。スタンバック日本支社の横浜本店はエッソ・スタンダード石油の本店として継承されたが、エッソブランドはこのときまで日本の一般大衆にはほとんど認知されておらず、事実上の新規進出になった。

  • 1961年(昭和36年)12月11日 - エッソ・スタンダード石油株式会社、モービル石油株式会社設立(前者は日綿實業とスタンダード・バキューム・オイルの合弁、後者は住友商事とソコニー・モービル・オイルの合弁)。
  • 1982年(昭和57年)3月1日 - エッソ・スタンダード石油がエッソ石油株式会社に商号変更。
  • 2000年(平成12年)2月18日 - エッソ石油・モービル石油が株式会社から有限会社に改組。
  • 2002年(平成14年)6月1日 - エッソ石油がモービル石油・エクソンモービルマーケティング有限会社・エクソンモービルビジネスサービス有限会社を吸収合併し、エクソンモービル有限会社に商号変更。
  • 2003年(平成15年)1月1日 - エクソンモービル化学有限会社を合併し、石油化学製品の販売を集約。
  • 2010年(平成22年)10月1日 - 日本国内の事業を縮小させる計画が明らかになる。その一環として九州地区の一部のGSを国内の販売会社に売却を打診していることも明らかになった。
  • 2012年(平成24年)1月4日 - エクソンモービルの日本事業及びエクソンモービル有限会社が保有する東燃ゼネラル石油の株式の一部(3割程度)を1000億-4000億円で東燃ゼネラル石油が取得し日本市場から縮小・撤退させる方向であると再度一部のメディアが報道する[1]。しかし両社ともに「うわさや憶測に対してはコメントしないが、エクソンモービルが日本から撤退するような計画はない」と否定するコメントを発表している[2][3]
  • 2012年(平成24年)1月29日 - エクソンモービルが子会社を通じて所有するエクソンモービル有限会社の持分99%を、同年6月に東燃ゼネラル石油が取得し、新たな提携関係に移行することを発表。エクソンモービルが子会社を通じて一部の化学品事業と東燃ゼネラル石油の株式8千万株を保有し続け、本持分取得後のエクソンモービルグループの東燃ゼネラル石油に対する議決権の保有割合は約22%となり、主要株主として留まる見込み。エクソンモービルのブランド(エッソ・モービル・モービル1など)は日本国内で独占的に使用する。またクレジットカード等の各種サービスも従前どおり提供する。石油精製および石油化学におけるテクノロジーや技術サポートも継続して使用し、原油や製品の調達においてもエクソンモービルとの協力関係を継続する>。
  • 2012年(平成24年)5月21日 - EMGマーケティング合同会社に商号と組織を変更[4]
  • 2012年(平成24年)6月1日 - EMGマーケティング合同会社が東燃ゼネラル石油の子会社となる。
  • 2014年(平成26年)7月1日 - MOCマーケティングより石油販売事業が譲渡される。
  • 2017年(平成29年)

グループ企業[編集]

  • 東燃ゼネラル石油株式会社 - 現在のJXTGエネルギー東証1部上場していた石油精製会社。「ゼネラル」のブランドを保有。かつてはエクソンモービル有限会社が50.02%出資していたが、後に、EMGマーケティングの親会社となっている。
  • 東燃化学 - 化学メーカーである(旧社名・東燃石油化学)。東燃ゼネラル石油グループの100%子会社。
  • NUC - 上記に同じく化学メーカー(旧社名・日本ユニカー)。もとはユニオンカーバイド米国のカーバイドメーカー、ダウケミカル傘下)が日東化学工業(現在の三菱レイヨンの化学・化学品部門の一部)との合弁で設立。日本側の合弁会社が東燃化学に変わり、2013年7月に東燃ゼネラル石油グループの100%子会社となった。

CM[編集]

脚注[編集]

  1. エクソン、資源開発に集中 東燃ゼネ株3割売却、日本事業縮小 米エクソンが事実上の日本撤退へ - 日本経済新聞 2012年1月5日閲覧
  2. 米エクソンが事実上の日本撤退へ、東ゼネに株式・事業売却で調整 - ロイター 2012年1月5日閲覧
  3. 本日の一部報道について - 東燃ゼネラル石油株式会社・エクソンモービル有限会社 2012年1月5日閲覧
  4. エクソンモービル有限会社の商号と組織の変更、および役員の異動に関するお知らせ - 東燃ゼネラル石油株式会社・エクソンモービル有限会社 2012年5月27日閲覧
  5. ブライアン・アッシュ著, 岡本幸雄翻訳 『タイガーをお車に!―世界を征服した広告キャンペインの分析(ハヤカワ・ノンフィクション・ビジネス)』 早川書房、1970年、241頁