関西学院大学

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関西学院大学(かんせいがくいんだいがく)は、日本の私立大学。西日本でも指折りの難関であり、屈指のブランド大学として知られる。しかし全国的な知名度でいうと…。

入学するには

全学部を通して英語の難易度・配点が高い。したがって英語が合否の鍵を握るといってよい。近年は難易度で立命館に抜かれたとも言われるが、同大学は入試方式の多様化や推薦比重の増加によって見た目の偏差値が高くなっている部分もあるため、実質的な水準は、特に文系では関西学院大学の方が上といえる。

関西学院の英語

 前述のとおり、量・質ともに高難度で、関西私大でもトップクラス。各学部ごとに問題の傾向が異なり、同学部においても年度によって構成が変わるという、関西学院大は他の関関同立にはない傾向を持っている。しかし、およそ長文読解問題、中文形式文法語法問題、文法語法問題、会話文問題、英作文問題に分類することができる。しかも多様な形式をとっているが、各学部にははっきりとした傾向がある。全学部ともこの中から約6題で構成されるが、長文読解問題は原則として2題は出題される。

基本的には文脈型が中心で、応用力重視の国立2次試験と似た傾向にある関西私大にあって、関西学院大は知識系が中心で、暗記力重視の関東私大型の傾向を持っている。そのため、総合的な実力が求められることに変わりはないが、長文読解問題の中でも知識系の出題が目立つなど、関関同立でも特に文法・語法・構文力が重視されている大学である。まずは文法や語法力を完璧に固めてしまうのが重要で、これが曖昧であると苦戦は必至となる。また関関同立はどこもそうであるが、関西学院大は特にイディオムが重要な形式でもある。

長文読解は約600語前後(ただし学部によっては約900語前後出題される場合もある)と約400語前後の2題構成で、文量こそ同志社大や関西大に比べてやや少ないものの、語彙レベルが非常に高く、他の大問で中文問題が出題されることもあるため、試験時間の点からみても、かなりの速読力が要求されるスタイルとなっている。しかも文脈の細部が問われることもあり、全体のおよその流れ把握するだけでは厳しいこともあるため、速読力と同等の精読力も要求される。 また、これも関関同立全てに言えることであるが、4大学の中でも関西学院大の記述式問題は配点が高いことも特徴の一つ。法学部で主に出題される和訳記述問題はしっかり対策しておきたい。出題される長文を中心に、全体として英文のテーマは硬い内容のものが多く、社会問題や環境問題、文化比較等、時事問題的なものの評論形式が大半である。関西大とは対象的に物語・小説文が出題されることはかなり稀。

全体としては、多角的な英語力が求められ、十分に満足する解答をするには日頃からの十分な訓練が必要で、その点から見ても難しいレベルである。ただ、本文の難解さの割りに設問自体は標準的で、文法問題・英作文なども基礎をしっかり押さえておけば解答できるものばかりなので、一定以上の英語力があれば、安定して得点が望める。また難しい分平均点も高くはないので(全学部平均してボーダーラインは約65%前後)、本文に苦戦しても粘り強く取り組むことが大事である。