ウィキペディア日本語版

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ウィキペディア日本語版(うぃきぺでぃあにほんごばん)は、フリー百科事典Wikipediaの中で、主として日本語を用いて記述されているウィキである。

規模

2007年12月現在、約44.9万項目あり、英語版(約214.4万)、ドイツ語版(約68.1万)、フランス語版(約59.8万)、ポーランド語版(約45.3万)に次ぐ。

日本語版のあゆみ

日本語表記が可能になったのは2002年。2003年Wired News 日本語版でウィキペディアについての記事が掲載され、これを期に参加者が増加したのが、実質的な始まりだとされた。

しかし、最初の歩みは遅々たるもので、1~2行の記事がぽつぽつあり、たまに、5KBの記事があれば大変な長文だとみなされていた。

2004年、2005年と、先端的なメディアがぽつぽつ話題に取り上げ始めるが、まだまだ「百科事典」としての体をなしていない段階であり、一般人の認知度は低かった。

goo検索がウィキペディアを辞書検索の仲間に入れ、2006年8月、朝日新聞が一面トップの特集で取り上げた。これらがあい前後して、ウィキペディア日本語版は日本国内で一気に認知度を高めた。熱心な執筆者も格段に増えていき、「Web of the Year 2006」において、「年間総合大賞」と「ウェブ情報源部門賞」をダブルで受賞し、翌年も「年間総合大賞」、「知識・情報源部門賞」をダブルで受賞した。

問題点

荒らし

ウィキペディアの知名度が高くなるにつれ、次第に荒らしが目立つようになった。代表的なものとしては、身長記入問題がある。 これらの投稿に対し管理人等は、保護や白紙化、投稿ブロック等で対応しているが日に日に増加している。

中立性

ウィキペディアでは中立を謳っているが、記事においてはその中立性が疑われている記事も多い。特に中立性が疑われるのは、サブカルチャーや、政治、また特定アジアに関する記事である。

記事の傾向

ウィキペディア日本語版では、芸能音楽ドラマ映画等に代表されるサブカルチャーに関する記事や、インターネットや鉄道声優マンガアニメゲーム等に代表されるオタク文化に関する記事が発達する傾向がある。特にオタク文化に関する記事の発達は著しく、例えばゲームやアニメのキャラクターについて詳細に書かれており、場合によっては著名人の記事に匹敵するほどの内容を持っていることも多い。これについて、日本版を含むNewsweekアジア大洋州版2007年9月5日号で「オタク御用達のツール」として紹介された。この様な記事の傾向から、2ちゃんねらーニコ厨の影響が少なからずあると考えられる。 その一方、人文科学や、社会科学自然科学等に代表される学問的、専門的な内容に関しては、あまり発達せず、英語版と比べても内容に乏しい。

評価

アイシェアの調査(調査期間:2007年11月27日~30日)によると、ウィキペディアの内容について、「信用している」と答えた者は39.4%で、約6割の利用者が記事の信憑性に疑いを持っているという結果となった。その理由として、「記載された内容が自由に改変可能な為」が40.0%と最も多く、「中立的な立場ではないと思えるから」、「調査機関を利用した情報ではない為」と次いだ。[1]

広域ブロック

荒らしの大多数は一過性のもの、短期で終わるものであることが多いが、ウィキペディアの運営方針や存在そのものに反対する人の一部が「荒らし」という手段で攻撃してくる事も少なくない。非常に根気良く繰り返し日本語版を攻撃する長期荒らしユーザーがいる。これに対処するべく使用されるのが「広域ブロック」である。「/24」だけでは足らず、「/16」レンジブロックが発動されることもある。広域ブロックであるため、善良な一般ウィキペディアンが巻き添えになることも少なくない。ソネットの時には、巻き添えユーザーは泣き寝入りするしかなかったが、その後「穴あけ」による救済が可能になった。ただしそのため、より頻繁に広域ブロックが発動されるようにもなった。

広域ブロックの対象には、大手プロバイダでは、2005年にソネット、2006年、2007年にはOCN、biglobe、@niftyなどがその対象となった。その他、大学を始めとする学校からの接続、漫画喫茶、図書館、携帯からの接続などもある。[2]

ウィキペディア日本語版に対する批判

ウィキペディア日本語版において、一部の利用者が強権的な態度を取っていることや、自分の意見に従わない、もしくは認めない参加者を排除する行動を取っている。具体例としては、仲間内で「派閥」を形成し、他の利用者と編集方針で対立すると「派閥」総がかりで敵対者をコミュニティから追放しようとする行動を起こしたり、自分にとって都合の悪い利用者を荒らしと処理するといったことが挙げられる。この「派閥」の多くは、一人の利用者が大量のソックパペットを保持して自作自演を行い、多数派を装っていると言われている要出典

批判サイト

英語版ではWikitruth等のアンチサイトがすでに存在するが、日本語版も複数のアンチサイトもしくは批判サイトが立ち上げられ始めている。Yourpediaも批判サイトの一つである。

パロディサイト

パロディサイトなども多く見られる。代表的なものに、アンサイクロペディアモナペディアがある。

脚注

関連項目

外部リンク