「ビブリア古書堂の事件手帖」の版間の差分

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『'''ビブリア古書堂の事件手帖'''』(ビブリアこしょどうのじけんてちょう)は、[[三上延]]による[[日本]]の[[ライトノベル|ライト]][[推理小説|ミステリ小説]]シリーズ。イラストは[[越島はぐ]]。[[メディアワークス文庫]]([[アスキー・メディアワークス]])より刊行されている。2011年10月現在の発行部数はシリーズ累計45万部。
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[[Image:剛力1.jpg|400px|thumb|ドラマ版のビブリア古書堂の事件手帖]]
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『'''ビブリア古書堂の事件手帖'''』(ビブリアこしょどうのじけんてちょう)は、[[三上延]]による[[日本]]の[[ライトノベル|ライト]][[推理小説|ミステリ小説]]シリーズ。イラストは[[越島はぐ]]。[[メディアワークス文庫]]([[アスキー・メディアワークス]])より刊行されている。
  
古書に関して並外れた知識を持つが極度の人見知りの古本屋の店主・'''栞子'''(しおりこ)が、客が持ち込む古書にまつわる謎を解いていく。
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== 概要 ==
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古書に関して並外れた知識を持つが、極度の人見知りである古本屋の店主・'''栞子'''(しおりこ)が、客が持ち込む古書にまつわる謎を解いていく。作中で扱っている古書は実在のものである。
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[[2012年]]1月、発行部数がシリーズ累計103万部となり、メディアワークス文庫で初の[[ミリオンセラー]]作品となった。累計発行部数は2012年4月時点で200万部、第3巻が発売された同年6月時点で300万部を突破した。
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2012年[[本屋大賞]]にノミネートされた。文庫本のノミネートは初。
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2つの漫画版が連載中。一つは[[角川書店]]の漫画雑誌『[[アルティマエース]]』、『[[月刊Asuka]]』版。作画は[[ナカノ]]。もう一つは講談社の漫画雑誌『[[good!アフタヌーン]]』版。作画は[[交田稜]]。
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== 舞台 ==
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物語開始時は[[2010年]]8月。[[神奈川県]][[北鎌倉]]を舞台としている。地名は実在のものを用いているが、ビブリア古書堂の店舗や登場人物はフィクションである(作者後書きより)。
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; ビブリア古書堂
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: [[北鎌倉駅]]のホーム隣の路地の向かいで営業している古本屋。古い木造の建屋で、何十年も前から営業している老舗。人文科学系の専門書を主に扱うが、マンガや文庫本の棚もある。ネット上にある古本の検索サイトに参加しており、売り上げの多くはネット通販でまかなわれているらしい。店のカウンターの奥は店主が住んでいる母屋へ通じている。
  
 
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
;五浦 大輔(ごうら だいすけ)
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; 五浦 大輔(ごうら だいすけ)
:本作の語り手。23歳。小学生の頃の些細ないたずらが原因で、活字を見るのも嫌になった「活字恐怖症」とでもいうべき症状があり、読書とは縁遠い人生を送ってきた。大学卒業後、内定していた会社が倒産し無職の状態が続いていた時に、祖母が遺した『漱石全集』を査定してもらうために「ビブリア古書堂」を訪れ、店主に自身の出生に関わる秘密を解いてもらった縁で、アルバイトとして就職する。
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: 本作の[[語り手]]。23歳の男性。
;篠川 栞子(しのかわ しおりこ)
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: 小学生の頃の些細ないたずらが原因で、活字を見ると体調が悪くなる「活字恐怖症」とでもいうべき症状があり、読書とは縁遠い人生を送ってきた。しかし本人は本に対して憧れに近い感情を抱いている。目付きが鋭く体格が良いため、学校の運動行事等によく担ぎ出されていた。大学では柔道を勧められ、段位を取っている。大学卒業後内定していた会社が倒産し、無職の状態が続いていた。そのため母からは皮肉を込めて「プー輔」と呼ばれている。祖母が遺した『漱石全集』を査定してもらうために「ビブリア古書堂」を訪れる。そこで栞子に祖母の秘密を解いてもらった縁で、アルバイトとして就職する。接客に関しては実家が定食屋を営んでいたせいかキチンとしており、文香から「私よりもよっぽど出来ている」と賞賛されている。入院をしている栞子の指示を仰ぎながら慣れない仕事を行なっていき、様々な事情を抱える客達と出会っていく。しかし栞子が負傷し入院する原因となった太宰治の『晩年』を巡る騒動の中で、彼女が行ったある行為に納得が出来ず一度は退職を決意し、就職活動を再会する。その後紆余曲折を経て再び店に戻った。
:北鎌倉の古本屋「ビブリア古書堂」の店主。透き通るような肌をした美人。本の話以外では人と目を合わせることもできない、内向的な性格。とある事情により入院中である。
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; 篠川 栞子(しのかわ しおりこ)
;篠川 文香(しのかわ あやか)
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: 北鎌倉の古本屋「ビブリア古書堂」の女店主。
:栞子の妹。高校生。古本屋の仕事についてはほとんど知らない。
+
: 黒髪の長髪に透き通るような肌をした美人。近眼であるため普段は眼鏡を着用している。本の話以外では他人と目を合わせることも出来ない内向的な性格。片付けられない性格で入院していた病室には大量の本が積み重ねられており、看護師から再三注意を受けていた。自室も同じ様な感じであり、足の踏み場もない。小学校は公立に通っていたが中高は中高一貫の女子高で母の母校でもある聖桜女学園に通っていた。古書の知識は並大抵のものではなく、作中では「本の虫」と称されている。普段は辿々しい喋り方をするが、本関係になると別人のようにキビキビとした喋り方になり相手に構わずその知識を語り続ける。そのせいか過去に店で働いていたバイト達は付いて行けずに辞めてしまっている。小柄で身体は細いが服の上からでも分かる巨乳。第1巻ではとある事情により入院中である。その後無事に退院し店に復帰するが、怪我が完全に完治していない為日常でも杖を手放す事が出来ない。ある理由から坂口三千代のエッセイ「クラクラ日記」の古書を買い集めては、店のワゴンセールに出している。10年前に家族を置いて失踪した母である千恵子に対して複雑な感情を抱いており、彼女の話になると表情を曇らせる上自分の容姿や考え方が母親に似ている事を快く思っていない。
;志田(しだ)
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; 篠川 文香(しのかわ あやか)
:ビブリア古書堂の常連客の[[せどり]]屋。ホームレス。
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: 栞子の妹で高校生。高校は五浦の母校であり、彼にとっては後輩という事になる。古書についての知識は殆ど無く、物語の当初は店番のみを行ない査定の依頼などは栞子に任せていた。明るく無邪気で誰とでも打ち解けられるという内気な姉とは正反対の性格。お喋りで噂好きだがそれが原因でトラブルになった事があり、それ以来はある程度自重している。篠川家の家事をほぼ取り仕切っており、料理が得意。母親に対しては幼かったせいか覚えていないらしく、姉とは違い余り嫌がる素振りを見せていない。
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; 篠川 千恵子(しのかわ ちえこ)
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: 栞子・文香の母。10年前に失踪し、行方不明のままである。栞子の容姿と聡明さは彼女譲りであり、篠川家にある彼女の絵を見た五浦は栞子と勘違いしたほど。元々は「ビブリア古書堂」の常連客であり、そのまま従業員として働き始めたのが夫との馴れ初めらしい。古書に関して働き始める前からある程度の知識を持っており、その豊富な知識は娘の栞子に受け継がれている。古書だけでなく古書漫画の知識も持っており、現在の「ビブリア古書堂」が古書漫画を取り扱うキッカケにもなっている。また、栞子によると頭は良いが「無邪気で残酷な真似が出来る」と評されており後ろ暗い取り引きも平然とやって利益を出していたらしい。同級生によるとかつて大学院に通っており、近世ヨーロッパの出版流通について学んでいた模様。
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; 志田(しだ)
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: ビブリア古書堂の常連客の男で、[[せどり]]屋。ホームレスで、[[鵠沼]]の橋の下に住んでいる。小菅とはある事件で親しくなる。その後本に対する感想を言い合う関係となり、彼女から「先生」と慕われるようになった。
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; 小菅 奈緒(こすが なお)
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: 文香の同級生の女子高生。本人達は知らなかったが、同じ小学校の出身であったらしい(中学は違う)。ある事件をきっかけに、ビブリア古書堂の常連客となったが栞子に対して苦手意識を抱いており彼女が不在の時を狙ってやって来る事が多い。妹がいる。
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; 滝野 蓮杖(たきの れんじょう)
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: 港南台にある「滝野ブックス」の息子。
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: 古書市場では経営員を務めている。容貌は短い髪をきっちりと分けメタルフレームの眼鏡を着用し、顎に薄く髭を生やしている。五浦の第一印象は「やさぐれた国語教師」。栞子とは顔見知りであり、幼い頃からお互いの家を行き来していた間柄。その為か篠川家の事情を察しており、五浦にも話した事がある。栞子と同級生の「リュウちゃん」という妹がいる。栞子と親しげに会話を行う様子から五浦からその関係を疑われたが、本人は否定している。
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; 井上 太一郎(いのうえ たいちろう)
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: 辻堂にある古本屋「ヒトリ書房」の店主。栞子によると主にミステリーを取り扱っており、品揃えが充実している。
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: 容貌は真っ白な白髪と針金のように痩せた体躯をしている。過去に栞子の母親である千恵子と一悶着あったらしく、その娘である栞子に対しても突っつけどんな態度を見せる。『たんぽぽ娘』を巡る事件では真っ先に栞子を疑い、怒鳴りこんでいる。事件解決後五浦に対して「あの母娘には用心しろ」と忠告を与えた。
  
 
== 既刊一覧 ==
 
== 既刊一覧 ==
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=== 作中で扱われた古書 ===
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* [[小山清]]『落穂拾ひ・聖アンデルセン』([[新潮文庫]])
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* ヴィノグラードフ、クジミン共著『論理学入門』([[青木文庫]])
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* [[太宰治]]『晩年』([[砂子屋書房]])
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* [[坂口三千代]]『[[クラクラ日記]]』([[文藝春秋]])
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* [[アンソニー・バージェス|アントニイ・バージェス]]『[[時計じかけのオレンジ|時計仕掛けのオレンジ]]』([[ハヤカワ文庫|ハヤカワNV文庫]])
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* [[司馬遼太郎|福田定一]]『名言随筆 サラリーマン』([[六月社]])
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* [[藤子不二雄|足塚不二雄]]『[[UTOPIA_最後の世界大戦|UTOPIA 最後の世界大戦]]』([[鶴書房]])
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; 第3巻
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* 『王様のみみはロバのみみ』([[ポプラ社]])
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* [[ロバート・F・ヤング]]『たんぽぽ娘』([[集英社文庫]])
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* [[宮沢賢治]]『[[春と修羅]]』(関根書店)
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== 漫画版 ==
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=== アルティマエース版(ナカノ作画) ===
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[[角川書店]]の隔月刊雑誌漫画雑誌『[[アルティマエース]]』Vol.3号(2012年2月18日発売)より連載開始。アルティマエースVol.7号で掲載誌が休刊となったため、角川書店の月刊少女漫画雑誌[[月刊Asuka]]の2013年2月号(2012年12月24日発売)より連載を再会する予定。原作の第1巻から忠実にコミック化している。作画は[[ナカノ]]、単行本のレーベルは[[角川コミックス・エース]]。
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2012年7月現在既刊1巻。2012年8月現在、第1巻だけで発行部数が10万部を突破している<ref>ヤングエース2012年9月号(2012年8月4日発売)443頁</ref>。
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# 2012年6月26日初版発行、ISBN 978-4-04-120371-2
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=== good!アフタヌーン版(交田稜作画) ===
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[[講談社]]の漫画雑誌『[[good!アフタヌーン]]』2012年23号(2012年7月7日発売)から連載開始。作画は[[交田稜]]。
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== テレビドラマ ==
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テレビドラマが[[フジテレビ月曜9時枠の連続ドラマ|月9]]枠([[フジテレビジョン|フジテレビ系列]])にて[[2013年]][[1月14日]]より放送される予定。主演は[[剛力彩芽]]が務める。なお、剛力は本作がゴールデン連続ドラマ初主演となる。[[キャッチコピー]]は「'''事件を解く鍵は、名作の中に――'''」。
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=== キャスト ===
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* 篠川栞子 - [[剛力彩芽]]
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* 五浦大輔 - [[AKIRA (ダンサー)|AKIRA]]([[EXILE]])
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* 笠井菊哉 - [[田中圭]]
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* 藤波明生 - [[鈴木浩介 (俳優)|鈴木浩介]]
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* 横田奈津美 - [[北川弘美]]
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* 篠川文也 - [[ルイス・ジェシー|ジェシー]]([[ジャニーズJr.]])
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* 小菅奈緒 - [[水野絵梨奈]]([[FLOWER (グループ)|FLOWER]])
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* 佐々木亜弥 - [[トリンドル玲奈]]
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* 橋本さやか - [[内藤理沙]]
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* 五浦恵理 - [[松坂慶子]]
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* 志田肇 - [[高橋克実]]
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=== スタッフ ===
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* 脚本:[[相沢友子]]
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* 演出:[[松山博昭]]、[[宮木正悟]]
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* プロデュース:[[小原一隆]]、[[藤野良太]]
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* 主題歌:[[E-Girls]]「THE NEVER ENDING STORY」([[rhythm zone]])
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**1985年の映画『[[ネバーエンディング・ストーリー]]』の主題歌だった[[カジャグーグー|リマール]]の同名曲の[[カバー]]。
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* 制作:フジテレビドラマ制作センター
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* 制作著作:フジテレビ
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=== 原作からの改変点 ===
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主人公の栞子は、原作では色白でお嬢様タイプの顔立ち、黒のロングヘアー、体は華奢だが巨乳といった特徴で描写されているが、これらは演じる[[剛力彩芽]]のイメージと異なる面もあり、声優の[[池澤春菜]]が自身の[[Twitter]]上でこの配役に困惑を示すなど(のちに当該のツイートは削除された)、原作の愛読者などからは驚きの声が上がった。剛力も「栞子のイメージ像を全部覆そうかと思っています(笑)。撮影も髪の毛が短いままで行く予定」と発言している。
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また、文香は登場せず、代わりに弟として文也が登場する。
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== 脚注 ==
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{{Reflist}}
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== 外部リンク  ==
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* [http://biblia.jp 『ビブリア古書堂の事件手帖』公式サイト]
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* [http://www.fujitv.co.jp/biblia/index.html テレビドラマ公式サイト]
  
 
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[[Category:日本の推理小説]]
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[[Category:日本の推理小説のシリーズ]]
 
[[Category:2011年の小説]]
 
[[Category:2011年の小説]]
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[[Category:鎌倉市を舞台とした作品]]
 +
[[Category:書店を舞台とした作品]]
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[[Category:メディアワークス文庫]]
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[[Category:フジテレビ月曜9時枠の連続ドラマ]]
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[[Category:2013年のテレビドラマ]]
 +
[[Category:文学を原作とするテレビドラマ]]

2013年1月2日 (水) 16:51時点における版

ドラマ版のビブリア古書堂の事件手帖

ビブリア古書堂の事件手帖』(ビブリアこしょどうのじけんてちょう)は、三上延による日本ライトミステリ小説シリーズ。イラストは越島はぐメディアワークス文庫アスキー・メディアワークス)より刊行されている。

概要

古書に関して並外れた知識を持つが、極度の人見知りである古本屋の店主・栞子(しおりこ)が、客が持ち込む古書にまつわる謎を解いていく。作中で扱っている古書は実在のものである。

2012年1月、発行部数がシリーズ累計103万部となり、メディアワークス文庫で初のミリオンセラー作品となった。累計発行部数は2012年4月時点で200万部、第3巻が発売された同年6月時点で300万部を突破した。

2012年本屋大賞にノミネートされた。文庫本のノミネートは初。

2つの漫画版が連載中。一つは角川書店の漫画雑誌『アルティマエース』、『月刊Asuka』版。作画はナカノ。もう一つは講談社の漫画雑誌『good!アフタヌーン』版。作画は交田稜

舞台

物語開始時は2010年8月。神奈川県北鎌倉を舞台としている。地名は実在のものを用いているが、ビブリア古書堂の店舗や登場人物はフィクションである(作者後書きより)。

ビブリア古書堂
北鎌倉駅のホーム隣の路地の向かいで営業している古本屋。古い木造の建屋で、何十年も前から営業している老舗。人文科学系の専門書を主に扱うが、マンガや文庫本の棚もある。ネット上にある古本の検索サイトに参加しており、売り上げの多くはネット通販でまかなわれているらしい。店のカウンターの奥は店主が住んでいる母屋へ通じている。

登場人物

五浦 大輔(ごうら だいすけ)
本作の語り手。23歳の男性。
小学生の頃の些細ないたずらが原因で、活字を見ると体調が悪くなる「活字恐怖症」とでもいうべき症状があり、読書とは縁遠い人生を送ってきた。しかし本人は本に対して憧れに近い感情を抱いている。目付きが鋭く体格が良いため、学校の運動行事等によく担ぎ出されていた。大学では柔道を勧められ、段位を取っている。大学卒業後内定していた会社が倒産し、無職の状態が続いていた。そのため母からは皮肉を込めて「プー輔」と呼ばれている。祖母が遺した『漱石全集』を査定してもらうために「ビブリア古書堂」を訪れる。そこで栞子に祖母の秘密を解いてもらった縁で、アルバイトとして就職する。接客に関しては実家が定食屋を営んでいたせいかキチンとしており、文香から「私よりもよっぽど出来ている」と賞賛されている。入院をしている栞子の指示を仰ぎながら慣れない仕事を行なっていき、様々な事情を抱える客達と出会っていく。しかし栞子が負傷し入院する原因となった太宰治の『晩年』を巡る騒動の中で、彼女が行ったある行為に納得が出来ず一度は退職を決意し、就職活動を再会する。その後紆余曲折を経て再び店に戻った。
篠川 栞子(しのかわ しおりこ)
北鎌倉の古本屋「ビブリア古書堂」の女店主。
黒髪の長髪に透き通るような肌をした美人。近眼であるため普段は眼鏡を着用している。本の話以外では他人と目を合わせることも出来ない内向的な性格。片付けられない性格で入院していた病室には大量の本が積み重ねられており、看護師から再三注意を受けていた。自室も同じ様な感じであり、足の踏み場もない。小学校は公立に通っていたが中高は中高一貫の女子高で母の母校でもある聖桜女学園に通っていた。古書の知識は並大抵のものではなく、作中では「本の虫」と称されている。普段は辿々しい喋り方をするが、本関係になると別人のようにキビキビとした喋り方になり相手に構わずその知識を語り続ける。そのせいか過去に店で働いていたバイト達は付いて行けずに辞めてしまっている。小柄で身体は細いが服の上からでも分かる巨乳。第1巻ではとある事情により入院中である。その後無事に退院し店に復帰するが、怪我が完全に完治していない為日常でも杖を手放す事が出来ない。ある理由から坂口三千代のエッセイ「クラクラ日記」の古書を買い集めては、店のワゴンセールに出している。10年前に家族を置いて失踪した母である千恵子に対して複雑な感情を抱いており、彼女の話になると表情を曇らせる上自分の容姿や考え方が母親に似ている事を快く思っていない。
篠川 文香(しのかわ あやか)
栞子の妹で高校生。高校は五浦の母校であり、彼にとっては後輩という事になる。古書についての知識は殆ど無く、物語の当初は店番のみを行ない査定の依頼などは栞子に任せていた。明るく無邪気で誰とでも打ち解けられるという内気な姉とは正反対の性格。お喋りで噂好きだがそれが原因でトラブルになった事があり、それ以来はある程度自重している。篠川家の家事をほぼ取り仕切っており、料理が得意。母親に対しては幼かったせいか覚えていないらしく、姉とは違い余り嫌がる素振りを見せていない。
篠川 千恵子(しのかわ ちえこ)
栞子・文香の母。10年前に失踪し、行方不明のままである。栞子の容姿と聡明さは彼女譲りであり、篠川家にある彼女の絵を見た五浦は栞子と勘違いしたほど。元々は「ビブリア古書堂」の常連客であり、そのまま従業員として働き始めたのが夫との馴れ初めらしい。古書に関して働き始める前からある程度の知識を持っており、その豊富な知識は娘の栞子に受け継がれている。古書だけでなく古書漫画の知識も持っており、現在の「ビブリア古書堂」が古書漫画を取り扱うキッカケにもなっている。また、栞子によると頭は良いが「無邪気で残酷な真似が出来る」と評されており後ろ暗い取り引きも平然とやって利益を出していたらしい。同級生によるとかつて大学院に通っており、近世ヨーロッパの出版流通について学んでいた模様。
志田(しだ)
ビブリア古書堂の常連客の男で、せどり屋。ホームレスで、鵠沼の橋の下に住んでいる。小菅とはある事件で親しくなる。その後本に対する感想を言い合う関係となり、彼女から「先生」と慕われるようになった。
小菅 奈緒(こすが なお)
文香の同級生の女子高生。本人達は知らなかったが、同じ小学校の出身であったらしい(中学は違う)。ある事件をきっかけに、ビブリア古書堂の常連客となったが栞子に対して苦手意識を抱いており彼女が不在の時を狙ってやって来る事が多い。妹がいる。
滝野 蓮杖(たきの れんじょう)
港南台にある「滝野ブックス」の息子。
古書市場では経営員を務めている。容貌は短い髪をきっちりと分けメタルフレームの眼鏡を着用し、顎に薄く髭を生やしている。五浦の第一印象は「やさぐれた国語教師」。栞子とは顔見知りであり、幼い頃からお互いの家を行き来していた間柄。その為か篠川家の事情を察しており、五浦にも話した事がある。栞子と同級生の「リュウちゃん」という妹がいる。栞子と親しげに会話を行う様子から五浦からその関係を疑われたが、本人は否定している。
井上 太一郎(いのうえ たいちろう)
辻堂にある古本屋「ヒトリ書房」の店主。栞子によると主にミステリーを取り扱っており、品揃えが充実している。
容貌は真っ白な白髪と針金のように痩せた体躯をしている。過去に栞子の母親である千恵子と一悶着あったらしく、その娘である栞子に対しても突っつけどんな態度を見せる。『たんぽぽ娘』を巡る事件では真っ先に栞子を疑い、怒鳴りこんでいる。事件解決後五浦に対して「あの母娘には用心しろ」と忠告を与えた。

既刊一覧

# タイトル 発行日 ISBN
1 ビブリア古書堂の事件手帖 〜栞子さんと奇妙な客人たち〜 2011年3月25日 ISBN 978-4-04-870469-4
2 ビブリア古書堂の事件手帖2 〜栞子さんと謎めく日常〜 2011年10月25日 ISBN 978-4-04-870824-1
3 ビブリア古書堂の事件手帖3 〜栞子さんと消えない絆〜 2012年6月23日 ISBN 978-4-04-886658-3

作中で扱われた古書

標題として明確に記されている本のみを列挙する。

第1巻
第2巻
第3巻

漫画版

アルティマエース版(ナカノ作画)

角川書店の隔月刊雑誌漫画雑誌『アルティマエース』Vol.3号(2012年2月18日発売)より連載開始。アルティマエースVol.7号で掲載誌が休刊となったため、角川書店の月刊少女漫画雑誌月刊Asukaの2013年2月号(2012年12月24日発売)より連載を再会する予定。原作の第1巻から忠実にコミック化している。作画はナカノ、単行本のレーベルは角川コミックス・エース

2012年7月現在既刊1巻。2012年8月現在、第1巻だけで発行部数が10万部を突破している[1]

  1. 2012年6月26日初版発行、ISBN 978-4-04-120371-2

good!アフタヌーン版(交田稜作画)

講談社の漫画雑誌『good!アフタヌーン』2012年23号(2012年7月7日発売)から連載開始。作画は交田稜

テレビドラマ

テレビドラマが月9枠(フジテレビ系列)にて2013年1月14日より放送される予定。主演は剛力彩芽が務める。なお、剛力は本作がゴールデン連続ドラマ初主演となる。キャッチコピーは「事件を解く鍵は、名作の中に――」。

キャスト

スタッフ

原作からの改変点

主人公の栞子は、原作では色白でお嬢様タイプの顔立ち、黒のロングヘアー、体は華奢だが巨乳といった特徴で描写されているが、これらは演じる剛力彩芽のイメージと異なる面もあり、声優の池澤春菜が自身のTwitter上でこの配役に困惑を示すなど(のちに当該のツイートは削除された)、原作の愛読者などからは驚きの声が上がった。剛力も「栞子のイメージ像を全部覆そうかと思っています(笑)。撮影も髪の毛が短いままで行く予定」と発言している。

また、文香は登場せず、代わりに弟として文也が登場する。

脚注

  1. ヤングエース2012年9月号(2012年8月4日発売)443頁

外部リンク